Zoom Phoneとは?
オンライン会議がビジネスツールとして必須になった今、”Zoom”という単語を知らない社会人はもはや少ないのではないでしょうか?
オンライン会議ツールとしてもはや欠かせない物となったZoomですが、そんなZoomが新しく
”Zoom Phone”と呼ばれるサービスを展開している事はご存知でしょうか?
Zoom PhoneはクラウドPBX(≒音声クラウドサービス)と呼ばれているサービスで、インターネットにさえ繋がっていればいつでもどこからでも自身のデバイスで会社の電話を使用する事が出来ます。
Zoom Phoneは2019年1月にサービスを開始してから現在に至るまでに200万ライセンスを突破しており(2021年11月現在)、今後も多くの企業がZoom Phoneを導入する事が予想されております。
今回はそんなZoom Phoneの代表的な機能10個について紹介していきます!
この記事では、以下のZoom Phoneの10個の機能について紹介していきますので、Zoom Phoneの機能に関して気になる事がある方は是非この記事をご覧ください!
この記事でわかる事
・会社の電話をどんな場所でも取る事ができ、またかけることが出来る
・着信をZoomミーティングに自動的に移行することが出来る
・営業時間内設定
・Text to Speech(文章読み上げ)機能
・グルーピング機能(呼び出しキュー):同時呼び出し機能
・コールモニタリング機能(ささやき機能もあり)
・自動通話録音機能
・電話帳機能
・SIP電話機使用可能
・Zoom Roomsとのスムーズな連携も可能 |
Zoom Phoneの機能10個を紹介します!
こちらでは、Zoom Phoneの代表的な機能10個について順に紹介していきます!
・会社の電話をどんな場所でも取る事ができ、またかけることが出来る
Zoom Phoneを使用する事で会社にいなくとも会社の番号にかかってくる電話をインターネットにさえ繋がっていれば自宅など場所を問わず取る事が可能になります。
本来だとオフィス内にいないと取れないような会社番号宛の電話番号などに自宅からでも出ることが出来るようになるため、リモートワークが普及した中では大変便利な機能だと言えるでしょう。
また、こちらから相手先に電話をかける場合も、会社番号か個人の電話番号でかけるかを選択してから相手先に電話をする事も可能です。
・通話をZoomミーティングに自動的に移行することが出来る
会社番号にかかってくる電話を会社用電話で対応した後、一度通話を切断してから再度Zoomミーティングで商談を再開する…そんな経験をしたことはありますでしょうか?
Zoom Phoneを使用する事で、通話状態からZoomミーティングにシームレスに切り替えることが出来ます。
本来だったら一度電話を切断したあと、Zoomミーティングを開き招待する必要があった所を一度にまとめて行うことが出来るため、時間的にも工程としても非常に便利な機能となっております。
・営業時間内設定
自宅や外でも会社宛ての電話を取れるようになると、便利な反面、有給を取っている日や土日の深夜に会社宛てに間違ってかかってくる電話などが社員の携帯にかかってくるようになってしまうため、『社員のワークライフバランス』が崩れてしまう恐れがあります。
Zoom Phoneではそういった問題が生じる事がないように、Zoom Phone上で会社のオフィス時間や営業時間をあらかじめ設定することが出来ます。
会社の営業時間をZoom Phoneで設定する事で営業時間外は電話が鳴らず、代わりに留守番電話を送ることが出来るようになるので、社員の休日を阻害する事がないようにZoom Phoneを使用する事が出来ます。
・Text to Speech機能
Zoom Phoneでは営業時間外などに流れる留守番電話や自動応答時に流れるメッセージ音声を3つの方法から登録することが出来ます。
①パソコンから音声を直接取り込む方法
②音声ファイルをアップロードする方法
③Text to Speech
①と②に関しては一般的ですが、③のText to Speech機能に関して今回は詳細に説明いたします。
Text to Speechという機能はAmazon Pollyという文章読み上げソフトを活用し、自身の声や肉声を使用せずとも自身の伝えたい文章を再生してくれるという機能です。
日本語だけではなく、英語やその他の言語も使用することが出来ます。
プライバシーの関係などで社員や自身の声を録音したくない…といった問題を解消することのできる大変便利な機能となっております。
・グルーピング機能(呼び出しキュー):同時呼び出し機能
1つのグループを作成し、その中に複数のメンバーを入れる事で、電話がかかった際に同時に複数のメンバーに電話が鳴るという機能がグルーピング機能です。
Zoom Phoneでは上記の機能だけでなく、グループの中で対応する社員の順番なども決めることが出来ます。
A社員が現在対応している場合はB社員にかかる、など非常に細かな設定をZoom Phoneでは行う事が可能です。
・コールモニタリング機能(ささやき機能もあり)
インサイドセールスや新人の電話応対の教育をする際、実際にクライアントとどういった会話をしているのかを把握することは非常に重要だと言えるでしょう。
Zoom Phoneのコールモニタリング機能を使用する事で、リモートで自社の社員とクライアントがZoom Phoneを使用して会話をしている内容をしっかりと聴く事が可能になります。
また、ただ電話内容をモニタリングする機能だけでなく、Zoom Phoneには”ささやき”機能という物も存在します。
Zoom Phoneのささやき機能では電話をしている片方に対してだけ音声をリアルタイムで伝える事が出来る機能です。
この機能を使う事でリアルタイムで自社の社員に対してアドバイスをする事が出来るので、より実践的な社員教育やインサイドセールス教育をZoom Phoneで行う事が可能になります。
・自動通話録音機能
Zoom Phoneでは、通話相手に許可を取り、通話中に録音機能を使用する事で通話自体を全て録音する事が可能になります。
録音した音声をZoom Phoneの管理者は簡単に取り出すことが出来るため、社員への情報共有や電話上で社内のコンプライアンスがしっかりと守られているのかを把握する事が出来ます。
・電話帳機能
Zoom Phoneでは、名前検索でZoom Phoneユーザーを探すことが可能です。
また、自身の携帯の電話帳をZoom Phoneと提携させる事も可能で、この場合Zoom Phoneの電話帳で一括で使用することが出来るようになります。
・SIP電話機が使用可能
Zoom PhoneではSIP電話機を使用する事も可能です。
SIP電話機とは、VoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)技術を利用したインターネット上で音声をやり取りをする事の出来る電話機を指します。
Zoom PhoneではAudioCodes・Cisco・Poly・Yealinkの4社のSIP電話機を使用する事で、PCを使用せずとも固定電話機を使用できるようになります。
・Zoom Roomsとのスムーズな連携も可能
Zoom Roomsというサービスはご存知でしょうか?
Zoom Roomsは会社の会議室などに据え置きで使用できるWeb会議システムの事です。
Zoomミーティングと異なり、『部屋と部屋』を繋いだWeb会議としてZoom Roomsは大変便利です。
自社と他社間で複数の社員同士で会議をする際、社員それぞれでZoomを使用した場合、同じ場所にいる社員同士の声をそれぞれのPCが拾ってしまうため、ハウリングや声が聞きづらくなるなどの問題が発生しますが、Zoom Roomsでは専用のマイクとスピーカーを1つ使えばいいので上記の問題を気にすることなく会議を行う事が可能なサービスです。
Zoom PhoneではZoom Phone上の通話をZoom Roomsにシームレスに移行させることが可能で、またZoom Rooms内での複数人通話を行う事も可能です。
まとめ
いかがでしたか?
Zoom Phoneの代表的な機能についてお分かりいただけたかと思います。
再度、Zoom Phoneの代表的な10の機能についてまとめます!
・会社の電話をどんな場所でも取る事ができ、またかけることが出来る
・着信をZoomミーティングに自動的に移行することが出来る
・営業時間内設定
・Text to Speech(文章読み上げ)機能
・グルーピング機能(呼び出しキュー):同時呼び出し機能
・コールモニタリング機能(ささやき機能もあり)
・自動通話録音機能
・電話帳機能
・SIP電話機使用可能
・Zoom Roomsとのスムーズな連携も可能
リモートワークが浸透しつつある昨今の情勢の中、Zoom Phoneはテレワークで生じる様々な問題をワンストップで解決することが出来る大変便利なサービスとなっております。
リモートワークにより生じた会社宛電話をどう取るか等、リモートワークで様々な電話問題を抱えている方は是非Zoom Phoneを活用してみてはいかがでしょうか?
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