他社と差をつける!視聴したくなるウェビナーテーマの決め方
会社からウェビナー開催を任され、定期的に開催しているものの、視聴者の数がだんだん減ってきた。毎回新しいテーマで開催してきたけれど、アイディアが枯渇してきた。マーケティング担当者の中で、このような悩みをよく耳にします。今回は、ウェビナー担当者にとって一番と言っていいほど課題を感じやすく、腕の見せ所でもある、集客力を上げるためのウェビナーテーマの決め方についてご紹介します。
AISASをもとにウェビナーテーマを考える際は、フェースアップを促す内容も入れましょう。パーソナルトレーニングジムのAttention(認知)が「ダイエットの方法」になっているのは、認知はしていないけれど顧客となり得る潜在層、つまりAISASのAより前のフェーズのターゲットにサービスを認知してもらうためです。「ダイエット方法」をフックに、ひとつの解決方法としてパーソナルトレーニングジムの存在を知ってもらうこと、Aへのフェースアップが目的となっています。
このように、ターゲットの気持ちや行動をどうすれば変化させられるのか考えることが、ウェビナーを成功させるポイントとなります。
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ウェビナー飽和時代では、テーマ設定が肝心
「ウェビナー疲れ」という言葉が生まれてしまったほど、世の中にはウェビナーが溢れています。メールマガジンでウェビナーの案内を受け取らない週はほとんどありません。参加者は多くの選択肢の中から、視聴するウェビナーを選んでいます。また、テレワークの浸透で柔軟な働き方ができるようになったため、日程よりもウェビナーテーマの方が視聴の意思決定に大きく関係するようになってきました。 しかし、どんなに魅力的なテーマ設定ができたとしても、ターゲットの心理状態によっては全く刺さらないことがあります。一方で、誰にでもマッチしそうなテーマにしてしまうと、平凡な内容となってしまい、こちらも残念ながら視聴には至らないでしょう。 では、どのようにテーマを決めれば視聴してもらえるのか。「AISAS(アイサス)」をもとに考えていきましょう。AISASを活用した、ウェビナーテーマの決め方
ウェビナーテーマを決める前にターゲットを定めなければ、視聴してもらえるウェビナーにはなりません。ターゲットを決める際に役立つのが、購買行動モデルの「AISAS(アイサス)」です。AISASはターゲット選定だけではなく、ウェビナーテーマの方向性も同時に決められます。ここでは、AISASを活用したターゲット選定とウェビナーテーマの決め方についてご紹介します。1. ターゲットのフェーズを特定する
AISASとは、「Attention(認知)」、「Interest(興味)」、「Search(検索)」、「Action(行動)」、「Share(共有)」の頭文字からできている言葉で、ターゲットのフェーズであると同時に行動変容の順番を表しています。 下記は各フェーズで想定できるウェビナー内容です。よりイメージしやすいように、パーソナルトレーニングジムの例と併せて見ていきましょう。フェーズ | ウェビナーテーマ | 具体例 |
Attention(認知) 何か情報を見て、製品やサービスについて認知している状態 | ターゲットが興味を持っている内容 | ダイエットの方法や健康的な体になることのメリット |
Interest(興味) 製品やサービスに興味・関心を持っている状態 | 製品やサービスの事例 | トレーニングを受け続けた顧客のビフォー・アフター |
Search(検索) 製品やサービスについて自発的に情報収集している状態 | 製品やサービスの特徴、他社との違い | ジムで提供しているプラン、料金体系、トレーナーの質、マシンなどの紹介 |
Action(行動) 製品やサービスを購入する状態 | 購入の意思決定をサポートする内容 | 入会特典、キャンペーンなどのご案内 |
Share(共有) 製品やサービスの体験を共有する状態 | 製品やサービスをうまく活用する方法や顧客体験が上がるコンテンツ | 有名人をゲストに招いたトレーニングウェビナー |