動画配信システムと一口にいっても費用も機能もさまざまで、自社に最適なサービスを見つけるのは難しいもの。「使いこなせるのか」「導入後の運用が心配」といった不安もあるのではないでしょうか。
本記事では、おすすめの企業向け配信プラットフォームを厳選してご紹介します。
動画配信システム導入のメリット
ここでは、安定したライブ配信、視聴データの分析、高度なセキュリティ、多様な利用シーンへの対応といった点について詳しく解説します。
安定したライブ配信(ストリーミング)が可能
動画配信システムを活用することで、企業は安定したライブ配信を実現できます。高性能なインフラを利用するため、イベントやプレゼンテーション、社内会議なども途切れることなくスムーズに配信可能です。特にクラウド型のシステムは、大規模な視聴者数や急激なアクセス増にも柔軟に対応します。視聴者が快適にコンテンツを視聴できる環境を提供することで、企業の信頼性向上にもつながります。
視聴データ分析による効果測定ができる
動画配信システムには、視聴時間や視聴者数、再生開始率、離脱率などを可視化できる機能が搭載されています。視聴者の行動を、コンテンツ改善やマーケティング戦略の最適化に役立てることが可能です。
高度なセキュリティ・情報漏洩防止対策
動画配信システムには高度な暗号化や認証機能が備わっており、セキュリティ対策が万全です。機密性の高い情報を扱う場合でも安心して配信できるため、企業は安全にシステムを運用できます。
社内外の多様な用途に対応
従業員教育や研修、ノウハウ共有、社内の情報伝達などはもちろん、顧客や取引先へのコンテンツ配信にも最適です。多様な利用シーンに対応することで、コミュニケーションが円滑になります。組織の活性化やビジネスチャンスの獲得にもつながるでしょう。
動画配信システムの選び方
動画配信システムには大きく分けて次のタイプがあります。まずは自社の目的に合ったタイプを選ぶことが重要です。
(1)ソリューション提供タイプ
・動画配信から運用までワンストップで提供
・企業の多様なニーズに幅広く対応
(2)ポータルサイト構築可能タイプ
・教育コンテンツや社内研修、ノウハウ共有に最適
・社内向け配信を重視する企業におすすめ
(3)配信特化タイプ
・シンプル機能、低コストで導入可能
・比較的小規模な配信を行う企業向き
【確認したい7つのポイント】
- 機能性
- ストレージ容量・配信規模
- 外部システムとの連携
- 操作性・使いやすさ
- セキュリティ対策の充実度
- 費用とコストパフォーマンス
- 導入後のサポート体制
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動画配信システム導入時の注意点
動画配信システム導入時に注意すべきポイントを見ていきましょう。
ストレージは十分か
動画配信システムを導入する際は、ストレージ容量や配信規模に注意が必要です。容量が不足するとスムーズに配信ができなくなる恐れがあるため、事前に配信予定の動画容量を見積もり、適切なプランを選択しましょう。
外部システムとの連携
既存の社内システムやツールと連携できるかどうかも重要なポイントです。外部連携がスムーズにできれば業務効率化につながります。API対応の有無や統合のしやすさを確認しましょう。
操作性・使いやすさ
管理画面が直感的で使いやすいかどうかも大切です。複雑すぎるシステムを導入すると運用時の負担が増え、担当者の効率を下げる可能性があります。導入前にデモや無料トライアルを利用して確認するのがおすすめです。
セキュリティ対策
使いやすさや直感的なインターフェースは、システム選びの重要なポイントです。セキュリティ面での認証取得状況やデータ保護対策についても確認し、安全に利用できるシステムを選ぶと安心です。
サポート体制の充実
問い合わせ方法や対応時間、トラブル時のサポートが迅速かつ明確に提供されるかをチェックすることが大切です。セキュリティ・安定性・操作性なども踏まえて慎重に選びましょう。
おすすめの動画配信システム9選
動画配信システムは、映像コンテンツを安定的かつ安全に配信するために重要なツールです。従業員教育、ノウハウ共有、社内コミュニケーション、顧客向けマーケティングなど、用途は多岐にわたります。
ここからは、特におすすめの動画配信システムを厳選してご紹介します。目的や用途に合わせて、最適なシステムを見つけてみてください。
Smart vLive
https://www.ntt.com/business/services/voice-visual-communication/business-support/smartvlive.html
【特徴】
- WebRTC ベースのプラットフォーム「SkyWay」により、大規模イベントでも遅延を抑えたストリーミングを実現
- マルチアングル配信対応
- ブラウザ上で簡易な映像編集・スイッチングが可能
Smart vLive は、NTTコミュニケーションズが提供する企業向けライブ配信プラットフォームです。大規模かつ高インタラクティブ配信に適しており、イベント会場や複数拠点とのリアルタイム連携にも対応。初心者にも優しいブラウザ UI で、カスタマーセミナーや社内イベントなど、多彩な用途で活用されています。
millvi(ミルビィ)
https://millvi.jp/
【特徴】
- 動画配信から運用、ポータル構築まで一貫サポート
- 10種類以上のプレイヤーテンプレート、スライド連動や音声専用モードも対応
- 再生回数、平均視聴時間、離脱率など分析可能
millviは、国内700社以上で導入実績があるクラウド型動画配信システムです。セキュリティと柔軟なカスタマイズ性を兼ね備えており、教育・研修・セミナー・会員制コンテンツなど幅広い用途に適しています。直感的なUIと充実のサポート体制により、初心者でも安心して運用できます。
Vimeo Enterprise
https://vimeo.com/jp/enterprise
【特徴】
- アクセス制御とプライバシー設定
- フォルダごとのアクセス制御やデータ保持ポリシーなどを設定可能視聴分析、インタラクティブ動画生成、プレイヤーのブランドカスタマイズにも対応
Vimeo Enterpriseは、企業向けに設計された高セキュリティ&高機能な動画配信プラットフォームです。特にアクセス制御と認証周りが強く、HIPAAやGDPRなどの厳格な規制下でも活用可能。高度な動画分析と編集ツールにより、Vimeo Enterpriseだけでコンテンツの制作から運用まで一貫して行えます。
J-Stream Equipmedia
https://www.stream.co.jp/service/platform/equipmedia/
【特徴】
- 企業プロモーションや教育・研修など幅広い用途に対応
- ライブ配信から録画・配信までトータルでの運用が可能
- PC・スマホなどで視聴可能、再生回数や視聴時間などの統計も取得
J-Stream Equipmediaは、累計2,000アカウントの導入実績を誇る企業向け動画配信プラットフォーム。豊富な機能と安定性を兼ね備え、社内研修・カスタマーイベント・IR配信などに最適です。高負荷環境下でも安定配信を実現し、全体の業務効率化が期待できるでしょう。
Brightcove
https://www.brightcove.com/ja/
【特徴】
- 世界中の大手企業で採用される安定性と信頼性
- HTML5 対応、アダプティブビットレート、広告や分析との連携機能あり
- ユーザー行動を深く分析し、マーケティング施策に活用できる分析機能
Brightcoveは、大規模配信やマーケティング活用に強い企業向け動画配信システムです。ライブ配信だけでなく、オンデマンドやアプリ展開も可能なため、多様なニーズに対応できるのが強み。日本企業の導入実績も豊富で、信頼性と柔軟性を兼ね備えたサービスといえるでしょう。
Kaltura(カルチュラ)
https://www.correos.co.jp/service/kaltura
【特徴】
- 配信・録画・編集・管理・視聴分析を1つで対応
- MoodleやBlackboardなど学習管理システムとシームレス連携が可能
- 「誰が、どの動画をどれだけ見たか」を視覚化
Kalturaは、教育機関や企業の研修・eラーニングなどにおすすめの統合動画プラットフォームです。多彩な編集・分析機能とLMS連携によって学習効果の最大化をサポートし、セキュアな配信環境を提供します。日本国内での導入事例も多数あります。
ULIZA(ウリザ)
https://www.uliza.jp/
【特徴】
- 高度なストリーミングセキュリティ
- 再生状況をビーコンで収集し、リアルタイム分析やトラッキング管理が可能
- テレビなど外部デバイスへの投影も◎
ULIZAは、国内企業向けに開発されたクラウド型の動画配信プラットフォームで、特にストリーミングセキュリティに優れています。消費期限付きURL・DRMによる保護や多様なフォーマット再生、そしてプレイリスト機能まで備えており、視聴体験の質を担保しながら配信可能です。
MediaPack
https://sitepublis.co.jp/mediapack
【特徴】
- ドメイン制限などで厳密なアクセス制御が可能
- 1つの動画ファイルを自動変換し、PC・スマホ・タブレットで最適再生
- 再生回数・再生率・平均再生時間などをグラフで可視化
MediaPackは、SITE PUBLIS®が提供する法人向け動画プラットフォームです。セキュリティと配信品質に優れた設計で、会員限定や社内配信、広告なしの環境が求められる企業に最適です。AzureベースのインフラとSaaS形式による簡単操作で、迅速かつスムーズな導入が可能です。
Qumu Cloud
https://jp.vcube.com/service/qumu
【特徴】
- スライド連動や字幕挿入、カット編集などをQumuだけで簡単操作
- 部門単位の視聴制限、認証、IP制限、再生パスワード設定などが可能Zoom録画の自動オンデマンド公開やリアルタイム配信も◎
Qumu Cloudは、クラウド型動画配信プラットフォームとして、制作・配信・管理・分析・セキュリティ・双方向機能までをオールインワンで提供します。特に、社内研修やマニュアル、全社イベントなど多様な用途で活用されており、ノウハウ蓄積や社内コミュニケーション支援に定評があります。
配信システムは高機能でも、運用は意外と大変?
高度な動画配信システムは視聴者に多様なコンテンツ体験を提供し、顧客満足度を向上させられます。しかし、実際に操作や設定を担当するのは社内のイベント担当者であり、必ずしも配信の専門家ではありません。
動画配信システム操作の複雑さと時間負担
動画配信システムの設定や操作は複雑な場合が多く、準備段階から多くの時間を割く必要があります。慣れない操作が本番前の大きなストレスとなり、作業効率が落ちることも少なくありません。
トラブル対応で進行に集中できない
本番中にトラブルが発生すると、イベント担当者は操作対応に追われ、進行や視聴者対応に専念できなくなります。その結果、イベント全体の質が下がる恐れもあります。
企画やコンテンツづくりに注力しにくい
配信業務の負担が大きいと、本来力を入れるべき企画や視聴者体験の設計に十分な時間を割けません。これでは、イベントの価値を最大限に高めることは難しいでしょう。
イベント代行会社を活用して「失敗しない運営」を可能に
こうした課題を解決する手段として、配信システムに対応したイベント代行会社の利用が効果的です。専門スタッフが運営全般をサポートするため、安心して任せられます。
配信システムの設定から当日の操作まで任せられる
イベント代行会社は豊富な経験とノウハウを持ち、配信システムの初期設定から本番の操作までトータルで対応します。操作ミスやトラブルのリスクを大幅に減らせます。
トラブル発生時も即時対応で安心
万が一トラブルが起きても、代行会社のスタッフが迅速に対応。イベントの進行をスムーズに保ち、参加者の満足度低下を防ぎます。
イベント担当者は企画や顧客対応に集中できる
運営に関わる負担が軽減されることで、担当者は企画の立案や集客、参加者対応など本来の業務に集中可能です。結果的に、イベントの質向上にもつながります。
安心して任せられるイベント代行会社「Airz」のご紹介
https://webinar.airz.co.jp/hybrid
【特徴】
- セミナーや株主総会など幅広いシーンでの支援が可能
- 国際機関や省庁、東証プライム上場企業など豊富な実績
- 基本プラン10万円(税抜)~提案可能で、最安値保証制度を実施
株式会社Airzは、会場参加とオンライン参加を併用した「ハイブリッド形式」での配信を提供するライブ配信代行業者です。 セミナーやシンポジウム、学会などに幅広く対応し、進行管理から配信までを一括サポート。支援実績1,000回を超える同社は、配信ノウハウがない企業でも安心の実績とサポート体制で、初めてのライブ配信もスムーズに行えるでしょう。
Airzが選ばれる3つの理由
豊富な実績とサポート体制
Airzは国際機関、省庁、東証プライム上場企業など、幅広い業種のイベントで1,000件以上の配信実績を誇ります。経験豊富なスタッフが初めての配信でも丁寧にサポートし、事前準備から当日の運営まで万全の体制で対応。トラブルを未然に防ぎ、安心してお任せいただける環境を提供しています。
ハイブリッド配信に対応した技術力
会場参加とオンライン参加の両方をシームレスにつなぐハイブリッド配信に強みを持ち、高品質な映像・音声を安定して配信。多拠点からの同時配信や大規模イベントにも柔軟に対応可能です。視聴者全員に快適な視聴体験を提供し、イベントの成功を支えます。
最安値保証制度でコスト面も安心
Airzは競合他社と比較しても最安値を保証する制度を導入。お客様の予算に合わせた柔軟なプラン提案で、無駄なコストを抑えながら高品質なサービスを提供します。コストパフォーマンスに優れた配信代行サービスとして、多くの企業から選ばれています。
動画配信代行はAirzにお任せください
Airzはデジタルマーケティングに強みを持ち、動画配信を通じて集客・認知度アップ・リード獲得までトータルにサポートします。イベント後は視聴データを分析し、参加者の関心を把握。次回の施策や営業に効果的に活かせます。
「Airz Hybrid」は、ライブ配信を一過性ではなく継続的なマーケティング活動として位置づけ、企画から運営、配信、分析まで一括で対応。配信操作やトラブル対応はプロに任せられるため、担当者は企画や顧客対応に集中できます。
配信の成功と成果を両立したい企業に最適なパートナーです。ぜひ資料をご覧の上、お気軽にお問い合わせください。