セミナーのオンライン配信はどうする?方法・準備・代行会社まで徹底解説

「セミナーをオンラインで配信したいけれど、どう進めればいいのかわからない」
そんな企業担当者の悩みは年々増えています。

コロナ禍以降、ZoomやYouTubeを使ったオンラインセミナーの開催が一般化しましたが、配信トラブルや参加者離れを避けるには、事前の計画と技術的な知識が不可欠です。

本記事では、初めてオンライン配信に取り組む方にもわかりやすく、「配信の方法」「必要な機材」「当日の運営」「配信代行会社の活用」まで解説します。

後半では、企業セミナーに強いおすすめのオンライン配信代行会社8選も紹介します。
自社開催と外注の違いも把握できるので、ぜひ最後までご覧ください。

セミナーをオンライン配信するには?基本の流れと必要な準備

オンラインセミナーを実施するには、いくつかのステップを押さえておくことが重要です。

「とりあえずZoomでつなげばいい」というものではなく、配信のトラブルや視聴者離脱を防ぐには、事前準備・本番運営・アフターフォローを段階的に進める必要があります。

以下に、初めての方でもイメージしやすいように、オンラインセミナーの基本的な流れを整理しました。

目的と対象者を決める

オンラインセミナーは「誰に、何を届けたいのか」を明確にすることが最初のステップです。
既存顧客向けに新商品の魅力を伝えるのか、新規リードを獲得するための情報提供なのかで、内容・構成・配信方法が変わります。
ターゲットに合わせたテーマ設定を行うことで、参加率や満足度も高まりやすくなります。

配信ツール・配信形式を選ぶ

目的と対象が決まったら、使用する配信ツールと配信形式を選定します。

よく使われるツールには、Zoom(ウェビナー/ミーティング)、Microsoft Teams、YouTube Liveなどがあります。

また、配信形式には以下の2つがあります。

  • ・ライブ配信:リアルタイムで登壇・質疑応答ができる(臨場感がある)
  • ・録画配信(オンデマンド):好きな時間に視聴可能(視聴ハードルが低い)

双方向のやりとりを行いたいのか、一方向のプレゼンでよいのかによって、適した形式を選びましょう。

コンテンツと資料を用意する

伝えたい内容を整理し、スライド資料や動画コンテンツを準備します。話す内容をスクリプト化しておくと、当日の進行がスムーズです。

あわせて、タイムスケジュールを明確にし、リハーサルを行うことも忘れないようにしましょう。
登壇者や配信担当者と事前に流れを共有し、不明点やトラブルの芽をつぶしておくことが大切です。

機材と配信環境を整える

オンライン配信のクオリティは、使用する機材と通信環境に大きく左右されます。

以下のような機材を準備しておくと、安定した映像・音声で視聴者に届けることができます。

  • ・高画質カメラ(またはWebカメラ)
  • ・集音性の高いマイク
  • ・照明(リングライトなど)
  • ・有線LANや高速Wi-Fi

背景に注意することや、静かな場所で配信することも重要です。

参加者を集める

セミナーの内容が整ったら、集客活動を開始しましょう。

自社のWebサイトやSNS、メールマガジン、プレスリリース、広告などを活用して告知を行い、参加登録フォーム(Googleフォームやイベント管理ツールなど)を設置します。

参加のハードルを下げるために、登録時に「視聴用URLをすぐに送る」設計にしておくと親切です。

当日の配信を運営する

セミナー当日は、以下のような流れで運営を行います。

  • ・登壇者や司会者との接続確認(開始30分前目安)
  • ・画面共有やマイクのON/OFF操作
  • ・チャット対応やQ&A機能のサポート
  • ・録画・スクリーンショットの記録

トラブルに備えて、バックアップの通信環境や代替機材を用意しておくと安心です。

終了後のフォローアップを行う

配信後は、視聴者の反応を把握し、次につなげるためのフォローを行います。

  • ・セミナー参加者へのサンキューメール
  • ・アンケートの配布・集計
  • ・見逃し配信URLの案内
  • ・営業リードへのナーチャリング(MAツールやCRMと連携)

「配信して終わり」ではなく、営業活動やブランディングにつなげる視点を持つことが重要です。

セミナーにおすすめのオンライン配信代行会社

「自社で配信するリソースがない」「プロの力で高品質なオンライン配信にしたい」という場合、配信代行会社に依頼するのが確実です。

配信の専門業者なら企画段階から当日の技術オペレーション、アーカイブ制作まで一括サポートしてもらえます。

ここでは、企業セミナーの配信実績が豊富で信頼できるおすすめ配信会社7社を紹介します。

株式会社Airz

【特徴】
専任コンサルタントが企画立案からウェビナー当日まで伴走し、関連業務を一貫して代行可能
基本料金+オプション料金を業界最安値水準に設定した柔軟な料金プラン
国際機関や省庁、東証プライム上場企業など累計1,000回以上のウェビナー支援実績

株式会社Airz(エアーズ)は、オンラインセミナーの企画から集客、当日の配信運営までをワンストップで支援するサービス「Airz Webinar」を提供しています。

配信ツールはZoom・Webex・Teams・YouTubeなどあらゆるプラットフォームに対応可能で、クライアントの要望に合わせて最適な形でセミナーを設計してくれます。

Airzは近年特にハイブリッドイベント支援に力を入れており、リアル会場+オンラインの同時中継も数多く手掛けています。

少人数のウェビナーから3000人規模の大型イベントまで対応可能で、官公庁や大手企業の実績も豊富です。

初めてウェビナーを開催する企業に対しては専任コンサルタントが付き、ノウハウを伝授しながら進めてくれるため安心感があります。

配信「だけ」でなく、セミナーの企画段階から支援し、集客用LP作成や広告運用、さらには開催後のレポート分析まで伴走してもらえるため、社内リソースが不足している場合に心強いパートナーと言えます。

会社情報:
住所:〒106-0044 東京都港区東麻布3-8-2 麻布マルカビル4F
設立:2019年8月
URL:https://webinar.airz.co.jp/hybrid

東京セミナースタジオ

【特徴】
ZOOM日本公式パートナーとしてウェビナー配信支援を提供
動画制作15年・配信8年の実績を持ち、1万本以上のセミナー動画制作経験
プレゼン資料や映像をリアルタイム合成できる専用スタジオを運営

東京セミナースタジオは、15年以上の実績を持つ法人向けオンラインセミナー配信代行の老舗です。

自社に撮影スタジオを構え、プロのカメラマン・配信スタッフが在籍しており、セミナーの撮影から中継までワンストップで任せられます。

Zoom日本法人の公式パートナーでもあり、Zoomウェビナーを用いた安定配信には定評があります。

大規模会場での多カメラ中継から、小会議室でのシンプル配信まで規模に応じて柔軟に対応してくれるため、社内研修から数千人参加のイベントまで幅広いニーズをカバーしています。

また、「ハイブリッドONE」というパッケージで、会場開催+オンライン配信のハイブリッドセミナー運営にも対応しています。

失敗の許されない重要セミナーでも安心して任せられるプロ集団です。

会社情報:
住所:〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-8-1 第5テラサキビル5F
設立:2007年12月
URL:https://tokyo-seminar-studio.com

セミナー制作.com

【特徴】
ウェビナー配信代行に特化したセミナー動画制作サービス
15年以上で300社・1万本超の制作・配信実績を持ち、数万人規模の配信にも対応
Zoom Webinars日本公式パートナー(2023年認定)として高品質なウェビナー運営を提供

セミナー制作.com(運営会社:株式会社コンベンションリンケージ)は、その名の通りセミナー動画の制作・配信に特化したサービスです。

法人向け動画制作で累計1万本以上という実績を持ち、官公庁や業界団体など堅実な顧客が多いのも特徴です。

Zoomの公式パートナー企業でもあり、ZoomウェビナーやZoom Eventsを使った配信運営代行にも精通しています。

またライブ配信だけでなく、セミナー収録動画の編集やDVD制作、会員向け配信システムの構築などコンテンツ活用まで視野に入れたサービスを提供しています。

ハイブリッドセミナー支援にも対応しており、現地会場の音響・映像とオンライン配信を統合したスムーズな運営に定評があります。

会社情報:
住所:〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-8-1 第5テラサキビル5F
設立:2007年12月12日(株式会社ナツメスタジオワークス)
URL:https://seminar-contents.jp/

TKPウェビナーネット

【特徴】
貸会議室大手TKPが提供するオンライン配信トータルサポートサービス
全国のTKP直営会場(2,000室以上)に高速インターネット環境を完備し、複数拠点を繋ぐハイブリッド配信にも対応
月間150本以上、年間約2,000本に及ぶウェビナー配信を支援してきた豊富な実績

TKPウェビナーネットは、全国で貸会議室やホールを展開するTKP社のオンライン配信サービスです。

会場+配信のワンストップサービスとして提供されています。

TKPは自社の貸会場網を持っているため、各地の会場に配信機材とスタッフを派遣してセミナーをライブ中継することが可能です。

遠隔地会場同士を繋いだ多地点中継など、物理拠点を絡めたハイブリッド配信に強みを持ちます。

配信機材や回線の冗長化はもちろん、事前リハから当日運営、終了後の片付けまできめ細かくサポートしてくれます。

会社情報:
住所:〒162-0844 東京都新宿区市谷八幡町8 TKP市ヶ谷ビル2F
設立:2005年8月15日
URL:https://www.tkptv.net/

Eventory(イベントリー)

【特徴】
企画・集客・開催・分析・フォローアップまでイベント運営を一元管理できるプラットフォーム
イベント参加者の行動データを詳細分析し、次回改善や営業リード化に活用可能
独自のライブ配信機能やCRM連携機能を備え、追加ツールなしでウェビナー運営・顧客管理が可能

Eventoryは、オンラインイベントの企画・運営から配信までを包括的にサポートするサービスです。

単なる配信代行に留まらず、イベント全体の設計や集客、当日の進行、事後フォローまでトータルプロデュースできる点が特徴です。

自社開発のイベント管理プラットフォームを持っており、参加登録ページの作成、参加者データ分析、ライブ配信の埋め込み視聴、アンケート収集などワンストップで実現します。

配信部分についても、ZoomやYouTubeはもちろん、独自プラットフォーム上での配信に対応し、ブランド統一感のある視聴ページを提供できます。

特にカンファレンスや大規模展示会のオンライン版を企画している企業に支持されています。

会社情報:
住所:〒106-0047 東京都港区南麻布3-20-1 Daiwa麻布テラス5F
設立:2023年9月1日
URL:https://eventory.jp/

ヒューマンセントリックス

【特徴】
法人向け動画制作・配信に特化し、業務用動画サービスの企画制作から配信まで一貫提供
ソフトバンクなど大手含む2,500社以上にサービス提供し、累計55,000本超の動画制作実績
自社スタジオを活用した動画制作体制で、月間200本以上の動画をコンスタントに制作

株式会社ヒューマンセントリックスは、元々映像制作会社として多数の企業動画を手掛けてきた実績から派生し、オンライン配信サービスを提供しています。

累計で取引2000社以上・制作動画5万本以上という業界トップクラスの実績を持ち、その豊富なコンテンツ制作力を活かした説得力のあるウェビナー演出が得意です。

単なるライブ配信だけでなく、事前に録画した顧客事例動画や製品プロモーション映像を織り交ぜるなど、動画マーケティング要素を取り入れたセミナーが可能です。

ヒューマンセントリックスは毎日平均5件以上のオンラインセミナー配信案件を扱っているとのことで、場数を踏んだ専任スタッフによる安定運営が期待できます。

配信プラットフォームも自社ソリューションを含め多様に用意されており、用途に応じて選択できます。

会社情報:
住所:〒814-0001 福岡県福岡市早良区百道浜2-1-22 福岡SRPセンタービル
設立:2004年6月11日
URL:https://www.humancentrix.com/

EventRegist(イベントレジスト)

【特徴】
イベントの告知ページ作成から申込受付、オンライン決済、参加者管理までをオンラインで一括管理
基本機能は無料で利用可能(有料チケット販売時の決済手数料のみ課金)で、個人主催から企業まで導入ハードルが低い
QRコードによるスムーズな受付チェックインや参加者データのリアルタイム集計機能を提供

EventRegist(イベントレジスト)は、本来イベントの受付・集客・決済をオールインワンで提供するイベント管理プラットフォームです。

「EventRegist 動画配信パック」では、ウェビナー前後に参加者へオンデマンド動画を提供したり、EventRegist上でライブ配信映像を視聴できる環境を構築できます。

具体的には、イベント登録者限定で視聴可能な動画コンテンツをEventRegistのプラットフォーム内に掲載できるため、参加者を一元管理しつつコンテンツ提供もできるという利点があります。

また、リアルイベントとオンライン配信のハイブリッド開催時にも、EventRegistでリアル来場とオンライン参加の両方を受け付け管理できるため便利です。

会社情報:
住所:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-21-6 千駄ヶ谷ファーストビル2F
設立:2011年3月
URL:https://eventregist.com/

まとめ:目的に合った配信手段とプロの力でオンラインセミナーを成功させよう

オンライン配信を活用したセミナーは、今や企業活動において欠かせない手法となりました。

ライブ配信とオンデマンド配信を使い分け、ZoomやYouTubeなど適切なツール選びと準備を行えば、地理的な制約を超えて多くのターゲットにリーチできます。

しかし、大事なイベントほど「本当にこのやり方で大丈夫か」「トラブルなく配信できるか」と不安がつきものです。

そんなときは無理をせず、信頼できる配信代行会社の力を借りることも検討しましょう。

特に株式会社Airzの「Airz Webinar」は、企画段階から寄り添ってオンラインセミナーの成功まで導いてくれる心強いサービスです。

デジタルマーケティングに強いAirzなら、ただ配信するだけでなくセミナーをリード獲得や売上向上につなげる視点でサポートしてもらえます。

オンライン配信の活用次第で、セミナーの効果は飛躍的に高まります。
ぜひ本記事の内容を参考に、自社の目的に合った手法を選び、次回のセミナーをオンラインで成功させてください。

この記事を書いた人

宮崎 俊行

一橋大学 経済学部卒。新卒で楽天株式会社に入社し、楽天市場事業部にてECコンサルタント職に従事。その後、同グループのフランス拠点 PriceMinister S.A.Sへ海外赴任を経験。帰国後、株式会社DONUTSのジョブカン事業部でビジネスサイド統括責任者として活躍。2019年に株式会社Airzを設立し、代表取締役に就任。2020年コロナ禍によるウェビナー支援の重要性を強く感じ、ウェビナー代行・支援サービス『Airz Webinar』とハイブリッド配信支援サービス『Airz Hybrid』を開始。国際機関から省庁、東証プライム上場企業から中小企業まで300回以上の支援実績あり。

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