インターネット中継代行サービス完全ガイド!おすすめ業者も5社紹介

オンラインでの情報発信やコミュニケーションが不可欠となるなか、セミナーやイベント、株主総会などをインターネット経由でリアルタイムに配信する「インターネット中継」の需要が高まっています。一方で、「自社でやるのは難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。

自社での中継が困難な場合、頼りになるのが「インターネット中継代行業者」です。この記事では、インターネット中継の基本から、メリットや業者の選び方、おすすめの業者、そして依頼から実施までの流れを詳しく解説します。自社に最適なサービスを見つけ、効果的なオンライン配信を実現するための参考になさってください。

インターネット中継代行とは

まずはインターネット中継代行について以下の3つの視点で解説します。

  • ・インターネット中継代行サービスの概要
  • ・インターネット中継代行サービスの提供内容
  • ・インターネット中継代行サービスの活用シーン

では、順番に見ていきましょう。

インターネット中継代行サービスの概要

インターネット中継代行サービスとは、企業や団体が行うセミナーやイベント、会議などを、インターネットを通じてリアルタイムで配信する業務を請け負うサービスです。配信に必要な専門機材の準備から、当日の撮影、配信プラットフォームへの接続、配信中のトラブル対応まで、インターネット中継に関わる一連のプロセスを専門のスタッフが代行します。

自社で配信を行う場合、機材の選定・購入、スタッフの育成、配信環境の構築などに多大なコストと時間がかかります。代行サービスを利用すれば、自社の負担が軽減されるだけでなく、プロフェッショナルによる高品質な配信を手軽に実現可能です。失敗が許されない重要なイベントや、安定した配信品質が求められる場合にその価値を発揮します。

インターネット中継代行サービスの提供内容

インターネット中継代行サービスが提供する内容は多岐にわたります。一般的には以下のような業務が含まれます。依頼する業者やプランによって内容は異なるため、契約前に詳細を確認してください。

  • ・企画・コンサルティング: 最適な配信方法や、プラットフォーム、演出などの提案
  • ・機材の準備・設営: 専門機材を選定し、設営・セッティングを行う
  • ・当日のオペレーション: 経験豊富なスタッフが実際の配信を行う
  • ・配信プラットフォームへの接続・管理: 配信プラットフォームへの接続などの設定を行う
  • ・トラブルシューティング: 機材や回線のトラブルに対して迅速に対応する
  • ・配信後のサポート: 録画データの提供や視聴レポートの作成など配信後のフォローアップを行う

これらのサービスをパッケージで提供する業者もあれば、必要なものだけを選べるオプション形式の業者もあります。

インターネット中継代行サービスの活用シーン

インターネット中継代行サービスは、様々なシーンで活用されています。場所や人数の制約を受けずに情報を届けられるため、その用途は広がり続けています。主な活用シーンは以下のとおりです。

  • ・セミナー・講演会
  • ・株主総会
  • ・社内イベント・研修
  • ・製品発表会・記者会見
  • ・学術会議・シンポジウム
  • ・ライブコマース
  • ・音楽ライブ・演劇・スポーツイベント
  • ・採用説明会・オンライン面接

これらはあくまで一例です。アイデア次第でさらなる用途に活用できます。また、特定のジャンルの中継に強みを持つ業者もあるので、実施したい内容に実績のある業者を選ぶことをおすすめします。

インターネット中継代行のメリット

実際に、インターネット中継代行に依頼するとどのようなメリットがあるのでしょうか。以下の4つのメリットについて詳しく解説します。

  • ・専門的な技術サポートが得られる
  • ・時間と労力を削減できる
  • ・高品質な配信が実現できる
  • ・トラブル発生時に迅速に対応できる

ひとつずつ見ていきましょう。

専門的な技術サポートが得られる

インターネット中継を成功させるためには、映像、音声、ネットワーク、配信プラットフォームに関する幅広い専門知識と技術が不可欠です。自社でこれらすべてをカバーするのは容易ではありません。インターネット中継代行サービスを利用する最大のメリットは、専門的な技術サポートを包括的に受けられる点にあります。

代行業者はこれらの専門知識と経験を持つスタッフを擁しているため、機材トラブルや回線不良といった不測の事態にも的確に対応できる体制を整えています。クライアントは配信技術に関する心配から解放され、イベントの内容そのものに集中できます。

時間と労力を削減できる

自社でインターネット中継を実施するには、想像以上に多くの時間と労力が必要です。どのような機材が必要かを調査し、選定・購入またはレンタルする手間が発生します。カメラ、マイク、スイッチャー、エンコーダー、配信用PC、各種ケーブル類など、必要な機材は多岐にわたり、それぞれの互換性も考慮しなければなりません。ほかにも機材の設定や、回線の確保、アカウントの管理などやるべきことは山積みです。

インターネット中継代行サービスを利用すれば、煩雑な事前準備といったプロセスをすべて業者に任せられます。結果として、担当者の負担が大幅に軽減され、プロジェクト全体の効率化にもつながるでしょう。特に人員リソースが限られている企業や、初めてインターネット中継を行う場合に大きなメリットです。

高品質な配信が実現できる

インターネット中継の視聴者体験は、映像と音声の品質に大きく左右されます。映像がカクカクしたり、音声が途切れたり、ノイズが多かったりすると、視聴者はストレスを感じ、途中で離脱してしまう可能性が高まります。

インターネット中継代行サービスを利用すれば、プロ仕様の機材と専門スタッフの技術によって、安定した高品質な配信の実現が可能です。会場の照明環境や音響特性を考慮したセッティング、適切なカメラワーク、クリアな音声収録といった、経験に裏打ちされたノウハウも活用できます。

プロフェッショナルレベルの映像・音声品質を提供し、視聴者に快適な視聴体験を届けられるだけでなく、後日のオンデマンド配信や資料でも高品質な内容を提供できます。

トラブル発生時に迅速に対応できる

インターネット中継には、予期せぬトラブルがつきものです。機材の故障、インターネット回線の不安定化、配信プラットフォーム側の障害、操作ミスなど、様々な要因で配信が中断したり、品質が低下したりするリスクも常に存在します。自社で配信を行っている場合、こうしたトラブルが発生すると、対応できるスタッフがいなければパニックに陥り、配信が長時間停止してしまいかねません。

インターネット中継代行業者は、これまでの経験から様々なトラブル事例を熟知しており、それらに対する備えをしています。多くの場合、現場には複数の専門スタッフが配置されており、連携して問題解決に取り組みます。とくに失敗の許されない重要な配信においては、このリスクヘッジの価値は計り知れません。

インターネット中継代行業者の選び方

ここではインターネット中継代行業者を選ぶ際に気をつけたいポイントを4つ紹介します。

  • ・技術力と配信品質を確認する
  • ・実績と信頼性を評価する
  • ・サポート体制を確認する
  • ・料金体系を比較する

4つのポイントを参考にして業者選びを進めてください。

技術力と配信品質を確認する

インターネット中継代行業者を選ぶ上で、最も重要なポイントは「技術力」と「配信品質」です。料金が安くても、映像が粗かったり、音声が聞き取りにくかったり、配信が頻繁に途切れたりするようでは、依頼する意味がありません。

業者の技術力を見極めるためには、過去の実績や事例を確認しましょう。多くの業者はウェブサイトに制作実績やポートフォリオを掲載しています。どのようなイベントを手がけ、どのようなクオリティの配信を実現しているか、可能であれば実際の配信アーカイブ映像を視聴してみるのが最も確実です。

見積もり段階で、技術的な詳細について明確な説明が得られるかどうかも、信頼できる業者を見極めるポイントになります。

実績と信頼性を評価する

技術力と並んで重要なのが、業者の「実績」と「信頼性」です。どれだけ優れた技術を持っていても、約束を守らなかったり、コミュニケーションが円滑でなかったりする業者では、安心して依頼できません。

過去にどのような企業や団体の案件を手がけてきたか、具体的な実績を確認するといいでしょう。大手企業や官公庁からの依頼実績が豊富であれば、一定の信頼性の担保となります。自社と同業種や同規模の企業の導入事例があれば、より参考になります。

契約内容やサービス範囲、責任の所在などを明確に提示し、誠実に対応してくれる業者を選びましょう。情報セキュリティに関する取り組みを確認するのも、とくに機密情報を含む可能性のある配信では重要です。

サポート体制を確認する

インターネット中継は、事前の準備から当日のオペレーション、配信後のフォローアップまで、一連の流れをスムーズに進めなければなりません。業者の「サポート体制」が充実しているかどうかは、非常に重要な選定基準です。依頼前の相談段階で、こちらの要望や疑問に対してどれだけ親身に対応してくれるかを確認しましょう。

契約後は、専任の担当者がつくのか、連絡はスムーズに行えるか、打ち合わせの頻度や方法は柔軟に対応してもらえるかなどを確認します。とくに、配信本番が近づくにつれて、細かい確認事項や急な変更依頼などが発生する場合もあるため、迅速かつ柔軟に対応してくれる体制があると安心です。

長期的な関係を築く可能性も考慮し、一貫して質の高いサポートを提供してくれる業者を選びましょう。

料金体系を比較する

インターネット中継代行サービスの料金は、業者やプラン、配信の内容・規模によって大きく異なります。複数の業者から見積もりを取り、料金体系を比較検討しましょう。ただ、単純に料金の安さだけで選ぶのは避けるべきです。安価なプランでは、スタッフの人数が少なかったり、使用機材のグレードが低かったり、サポート範囲が限定されていたりする場合もあります。

見積もりを比較する際は、まず基本料金に含まれるサービス内容を詳細に確認しましょう。オプション料金についても確認が必要です。自社の要望を実現するために必要なオプションをすべて含めた総額で比較する必要があります。後から追加料金が発生しないか、キャンセルポリシーなども事前に確認しておくと安心です。

おすすめのインターネット中継代行業者5選

ここからはおすすめのインターネット中継代行業者を5社紹介します。

株式会社Airz

株式会社Airzは、ハイブリッドイベントに強みを持つしたウェビナー支援サービスを提供しています。リアル会場とオンライン配信を両立させるノウハウを持ち、高画質・高速回線を活用した安定した配信環境が強みです。

金融機関やIT企業など幅広い業界での実績があり、Zoomを中心とした配信技術に精通しています。初期費用10万円からの支援プランで、予算に応じた柔軟な対応が可能です。専属のプロジェクトマネージャーが伴走し、企画から運営まで一貫したサポート体制を構築しており、クライアントのマーケティング戦略に沿った最適な配信環境を提案しています。

株式会社Airz

住所:東京都港区東麻布3-8-2 麻布マルカビル4F

URL:https://webinar.airz.co.jp/hybrid/

ワンストップスタジオ東京

ワンストップスタジオ東京は、配信に関わるあらゆるサービスをワンストップで提供する配信代行業者です。特筆すべきは全国対応のロケ配信体制で、ロケ中継車とプロフェッショナルなスタッフが現場に駆けつけ、どこでも高品質な中継を可能にします。

カメラ・照明・音声機材といったハードウェアの品質はもちろん、操作するクルーもハイエンドな体制を整えています。イベント企画・運営からサイト制作・広告運用、イベント管理に至るまで、配信に付随する業務を一社で完結できる総合力が魅力です。

ワンストップスタジオ東京

住所:東京都千代田区神田東松下町38 鳥本鋼業ビル地下

URL:https://www.1stop-studio.tokyo/eventstreaming/

パンダスタジオ

パンダスタジオは日本最多の同時配信に対応する技術力を誇るライブ配信のスペシャリストです。LINE LIVE、Facebook Live、SHOWROOM、LiveStreamなど、複数のプラットフォームへの同時中継を可能にする独自の技術を開発しています。TVUPackなどを活用した「回線不要」のシステムにより、光回線がない環境でも安定した配信を実現します。

リプレイ・ダイジェスト機能や双方向番組制作、ゲーム配信向けの複雑な画面構成など、高度な技術要件にも柔軟に対応。全国・海外出張対応と多言語サポートにより、国際イベントでも活用できる信頼性の高いサービスを提供しています。

パンダスタジオ

住所:東京都中央区日本橋浜町2-62-6 日本橋浜町Kビル

URL:https://www.pandastudio.tv/business/live/

株式会社アバンク

株式会社アバンクは2010年からライブ配信サービスを提供し続けている代行業者です。年間約300件という豊富な配信実績が物語るように、安定感とプロフェッショナルな品質が最大の強みです。YouTube Live、ニコニコ生放送、Facebook Live、TikTok Liveなど、多様なプラットフォームに対応しており、目的に合わせた最適な配信先の選定をサポートします。

配信規模や予算に応じて、オンリープラン、ライトプラン、ベーシックプラン、アドバンスプラン、カスタマイズプランという5つのプランを用意しており、クライアントのニーズに柔軟に対応可能です。企画段階からのきめ細やかなヒアリングで、目的を最大限達成する配信をサポートします。

株式会社アバンク

住所:東京都新宿区北新宿1-36-6 ダイナシティ西新宿 B1F

URL:https://abank.co.jp/livestreaming/

ロケッツ

ロケッツはインターネットライブ配信を専門とするプロフェッショナルな配信業者です。YouTube LiveやFacebook Liveといった一般的な動画配信プラットフォームはもちろん、ZoomやMicrosoft Teamsなどのビジネス向けWeb会議システムにも精通し、幅広い配信環境に対応しています。

セミナー、シンポジウム、各種イベント、スポーツ中継、コンサート、入学式・卒業式、企業トレーニング、会社説明会など、あらゆる配信シーンで活用可能です。年間200件を超える配信実績を持ち、バーチャルライブ配信スタジオ「ロケットスタジオ」も保有しています。

ロケッツ

住所:大阪府大阪市西区西本町1-12-7 西本町木津ビル6階

URL:https://rockets-jp.com/

インターネット中継代行の依頼から実施までの流れ

インターネット中継代行の依頼から実施までの流れは以下のとおりです。

  • 初回相談時の確認事項:自社の要望を正確に伝え、業者側が対応可能かどうかを見極める
  • 契約時の注意点;契約書(発注書・請書)の内容を確認し、不明点を解消する
  • 準備期間のスケジュール:業者との役割分担を明確にし、スケジュールを共有する
  • 本番当日の進行管理:会場入りや設営から、撤収作業まで進行を管理する

業者と密に連携してスムーズな実施を目指し、インターネット中継を成功させましょう。

インターネット中継の代行業者をお探しならAirzにご相談ください

この記事ではインターネット中継代行に関して、基礎知識からメリットや選定時のポイントについて解説しました。おすすめの代行業者も5社紹介しているので、イベント実施時の参考になさってください。

もし、自社に適したインターネット中継の代行業者が見つからなければ、Airz Hybrid(エアーズ ハイブリッド)をご検討ください。インターネット中継における企画からフォローまで一気通貫でサポートしているので、些細なことでも返答可能です。

対応可能ツール: Zoom、Cisco Webex、Vimeo、Microsoft Teamsなど

料金システム: ベーシックプラン(10万円) + オプション料金

というシステムでサービスを提供しております。

​詳細なお見積りをご希望の場合はお問い合わせください。

ハイブリッド配信のAirz:https://webinar.airz.co.jp/hybrid/

この記事を書いた人

宮崎 俊行

一橋大学 経済学部卒。新卒で楽天株式会社に入社し、楽天市場事業部にてECコンサルタント職に従事。その後、同グループのフランス拠点 PriceMinister S.A.Sへ海外赴任を経験。帰国後、株式会社DONUTSのジョブカン事業部でビジネスサイド統括責任者として活躍。2019年に株式会社Airzを設立し、代表取締役に就任。2020年コロナ禍によるウェビナー支援の重要性を強く感じ、ウェビナー代行・支援サービス『Airz Webinar』とハイブリッド配信支援サービス『Airz Hybrid』を開始。国際機関から省庁、東証プライム上場企業から中小企業まで300回以上の支援実績あり。

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