Zoomでのハイブリッド講演会・セミナー・イベントのやり方徹底解説

近ごろ、Zoomを使用したハイブリッド講演会やセミナー、イベントが増えています。少人数を対象にしたインタラクティブなイベントから、大人数を対象にしたハイブリッドセミナーまで、Zoomが対応している範囲は多岐にわたります。一方で、Zoomの使用方法や、より上手く活用する方法を知らない人もいるでしょう。 本記事では、Zoomを駆使して参加者を魅了するハイブリッド講演会やセミナーを開催するコツを徹底解説します。Zoomを活用したハイブリッド講演会を開催する際によくある質問にも答えるので、企画を担当される方は最後までご覧ください。

Zoomを活用したハイブリッドイベント・講演会とは

近年、さまざまなイベントや講演会がオンラインで開かれるようになりました。特に Zoomは、その使いやすさから多くのビジネスや教育現場で採用されています。 ハイブリッドイベント・講演会は、リアルな会場での開催と Zoomを通してのリモート参加を組み合わせた形式です。参加者は場所を問わずに、イベントや講演会に参加可能であり、主催者側もより広い範囲での情報提供が可能になります。 ここからはZoomを活用したハイブリッドイベントを開催するうえで必要な前提知識について、以下の3つの視点で解説します。
  • ・Zoomでのハイブリッド講演会を始める前に
  • ・Zoomのビデオ会議機能の基本的な使い方
  • ・Zoomを活用した参加者とのインタラクティブ性の向上方法

Zoomでのハイブリッド講演会を始める前に

ハイブリッドな講演会を実施するにあたり、まず重要なのが利用するZoomのアカウントの種類です。無料のBasicアカウントから、より多くの機能を利用できる有料のProなどのアカウントまで、用途に合わせて選ぶ必要があります。 会場のネットワーク環境の調査も重要です。安定したインターネット接続は必須ですし、参加者の人数に応じた帯域幅の確保も計画に入れるべきです。リモート参加者へのハードウェア機器の情報共有も事前に行わなければなりません。 これらの準備が事前に整っているかが、スムーズなハイブリッドイベント運営のカギを握っています。

Zoomのビデオ会議機能の基本的な使い方

Zoomのビデオ会議機能は幅広いですが、基本的にはミーティングのホストが会議を設定しそのリンクを共有します。ハイブリッドイベントへのオンライン参加者は、そのリンクをクリックするだけでカンタンに参加可能です。事前に、画面共有やビデオのオン・オフ、マイクのミュート機能などの基本的な操作にも慣れておくといいでしょう。 進行役のトレーニングも不可欠です。ミーティング中に問題が発生した際には、迅速に対応できるよう準備しておく必要があります。

Zoomを活用した参加者とのインタラクティブ性の向上方法

ハイブリッドイベントにリモート参加する方とのインタラクションを促進するには、Zoomのブレイクアウトルーム機能を活用するといいでしょう。大規模なミーティングを小さなグループに分け、ディスカッションが可能です。 アンケートや投票のシステムを取り入れれば、リアルタイムでの意見交換や意見集約が可能になり、参加者同士のコミュニケーションも活発になるでしょう。イベントの事業内容や目的に応じた企画やゲームを考案するなどして、リモート参加者も積極的にイベントに参加できるような工夫が求められます。

Zoomを活用してハイブリッドイベントを成功させるコツ

ハイブリッドイベントを成功させるためには、リモート参加者を惹きつける工夫が不可欠です。Zoomをただの会議ツールとして使うのではなく、その特徴を生かすことが大切です。 参加者が居眠りすることなく、画面越しにも関わらずどんどんと参加意欲を高めるには、画面を通しても分かりやすくエネルギッシュなプレゼンテーションが求められます。インタラクティブなアクティビティを取り入れ、参加者の注意を引きつけることも有効です。Zoomの各種機能を駆使して参加者の体験を豊かにするのもコツのひとつです。 ここからはハイブリッドイベントを成功させるための以下の3つのコツについて、詳しく見ていきます。
  • ・ハイブリッドセミナーを際立たせるカメラ機能の設定
  • ・ハイブリッド環境での質疑応答を活発に進めるテクニック
  • ・リモート参加者とのチャット機能の効果的な利用

ハイブリッドセミナーを際立たせるカメラ機能の設定

ハイブリッドセミナーでリモート参加者の注目を集めるためには、カメラ機能の適切な設定が極めて重要です。画像のクリアさは、視聴者の集中力を左右し、セミナーの品質を印象付ける要素となります。 明るい環境での撮影を心掛け、背景の乱雑さを避けましょう。バーチャル背景の利用も一つの手ですが、リアル感が求められる場合は控えめにするのが賢明でしょう。 カメラの位置や角度も重要です。視線が参加者とほぼ水平になるように調整すると、対面しているかのような近さを演出できます。美顔機能やフィルターの活用も効果的で、プロフェッショナルな印象を与えられます。

ハイブリッド環境での質疑応答を活発に進めるテクニック

ハイブリッド環境での質疑応答は、リモート参加者との双方向性を築く絶好の機会です。参加者が気軽に質問できるよう、まずは質問を歓迎する雰囲気を作り出しましょう。 Zoomの機能であるハンドレイズやポーリングを活用すると、参加者が積極的に関与するきっかけを作れます。参加者同士で考えを出し合えるブレイクアウトルームを設ければ、質問の幅が増え、セッションの盛り上がりにつながります。 講演者側が答える際には、質問者の名前を呼んで直接対話するようにすると、より個人に対する配慮が伝わり、親近感を高める効果が期待できます。

リモート参加者とのチャット機能の効果的な利用

リモートの参加者とのコミュニケーションで不可欠なのがZoomのチャット機能です。ポイントは、ただチャット機能を提供するだけではなく、いかに効果的に利用するかが重要になります。 ハイブリッドセミナーやイベントの進行と並行して、モデレーターが参加者からのチャットを適宜拾い上げて共有すれば、参加者も積極的に意見を述べやすくなります。特定のセッションで予め質問を募集し、チャットを通じて講演者が直接答える時間を設けるのも有効です。 イベント終了後のネットワーキングの場としてもチャット機能を活用すれば、参加者同士の交流を深める効果も期待できます。

ハイブリッドイベント集客のためのストリーミング配信とSNS活用法

ハイブリッドイベントの集客を成功に導く要素として、ストリーミング配信とSNSの効果的な活用が挙げられます。対面でのイベント開催に限らず、オンライン上のイベントでも目立つためには、目を引く配信コンテンツと、拡散力の高いSNSプロモーションが必要不可欠です。 本項ではハイブリッドイベントの集客に関して、以下の3つの視点で解説します。
  • ・集客方法としてのストリーミング配信のポイント
  • ・SNSを活用した宣伝とバーチャルイベントの関連性
  • ・参加者管理と招待戦略の重要性

集客方法としてのストリーミング配信のポイント

ストリーミング配信でハイブリッドイベントの集客を行うには、配信内容を魅力的なものにするのがポイントです。視聴者が興味を持ちやすいテーマ選びや分かりやすい解説、魅力的なグラフィックの使用が求められます。 リアルタイムでの視聴者参加型のイベントを取り入れれば、参加者の没入感と満足度を高められます。前もって配信の告知を行い、スケジュール感を持って情報を提供すれば、視聴者がイベントの日時を事前に把握しやすくし、当日の視聴率アップにつながります。

SNSを活用した宣伝とバーチャルイベントの関連性

SNSはその拡散力と、ユーザーとのダイレクトなコミュニケーションが可能であるため、ハイブリッドイベントの宣伝に有効です。SNSを通じてイベントのティザーコンテンツを配信して話題を作り、ターゲットとなるオーディエンスを確実に集めましょう。 ハイブリッドイベントのハイライトを短い動画で投稿して、気軽にシェアできるようにすれば、バズらせることも可能です。投稿にハッシュタグをつければ、関心のあるユーザーが自然とイベント情報に辿り着くようになるでしょう。

参加者管理と招待戦略の重要性

ハイブリッドイベントでも、参加者管理と招待戦略は必要です。参加希望者が適切に登録を行い、当日スムーズに参加できるようなシステムを整えなければなりません。簡単かつ明確な参加申し込み手続きの設計が必要です。 ターゲットユーザーへパーソナライズされた招待メールを送れば、参加意欲を喚起できます。リピーター参加者を増やすために過去のイベントデータを活用し、より良い対象者へのアプローチもおすすめです。

ハイブリッドイベントの開催を成功させるためのセットアップ

ハイブリッドイベントは、現地の会場とオンラインの空間を組み合わせた形式で行われます。Zoomを利用したハイブリッド講演会・セミナー・イベントを成功に導くためには、万全なセットアップが重要です。 機材の選定から事前の段取り、当日のオペレーションに至るまで、細部にわたるチェックが求められます。オンライン参加者と現地参加者の双方にとって最適な体験を提供する目的で、機材のセットアップやリハーサルは不可欠なプロセスです。 本項では以下の3つの点について解説し、イベント開催を成功させるための情報をお届けします。
  • 必要な機材とセットアップの詳細ガイド
  • ハイブリッドイベント当日のチェックリスト
  • 講演者とリモート参加者のための準備手順

必要な機材とセットアップの詳細ガイド

ハイブリッドイベントを開催する際には、機材選びが成功の鍵を握ります。主に必要な機材は以下のとおりです。
  • ・高画質のカメラ
  • ・クリアな音声を録るためのマイクロフォン
  • ・安定したインターネット接続
  • ・参加者に声を届けるためのスピーカー
  • ・容易に操作できるミキサーやスイッチャー
ハイブリッドイベントの内容に合わせて必要な機材を事前にセットアップし、テストを行えば、当日の技術的トラブルを最小限に抑えられるでしょう。画面共有や参加者とのやり取りをスムーズに行うために、Zoomの各種設定も確認しておく必要があります。

ハイブリッドイベント当日のチェックリスト

ハイブリッドイベント当日に慌てずに対応するために、万全のチェックリストを用意しましょう。機材の動作確認から始まり、Zoomの接続テスト、音声・映像の最終確認までを列挙したリストを作成します。 参加者が快適にイベントに参加できるように、アクセス方法やイベントスケジュールの再確認などもリストに含める必要があります。緊急時の対応プランも用意しておけば、トラブルが発生してもスムーズに対応可能です。

講演者とリモート参加者のための準備手順

ハイブリッドイベントに登壇する講演者にとって、事前のオリエンテーションはイベント成功につながる鍵です。リモート参加者にクリアな音声と映像を提供するために、自宅やオフィスからの配信環境を事前に整えましょう。 リモート参加者に対しても、Zoomの使用方法やイベントへの参加手順を充分に伝える必要があります。予めガイドを配布するなどして、当日参加者が直面するであろう問題を防止可能です。これらの準備を徹底すれば、講演者も参加者もストレスなくイベントを楽しめるでしょう。

Zoomでのハイブリッドイベントについてよくある質問

ここからはZoomでのハイブリッドイベントについてよくある以下の3つの質問について回答します。
  • ・Zoomのハイブリッド形式とは何ですか?
  • ・Zoomのハイブリッド配信のやり方は?
  • ・Zoomを活用したハイブリッド会議のメリットは?

Zoomのハイブリッド形式とは何ですか?

Zoomのハイブリッド形式とは、リアルな会場での対面参加とZoomを通じたオンライン参加を組み合わせたイベント形式です。 会場に直接来場する参加者と、遠隔地からZoomで参加する人々が同時にイベントに参加できます。より多くの人々が、場所や距離の制約を超えて情報共有や交流といったメリットを享受できます。

Zoomのハイブリッド配信のやり方は?

Zoomのハイブリッド配信を行う際は、イベントの企画と会場の準備を行いましょう。次に、オンライン配信用の機材(カメラ、マイク、PC等)を設置し、Zoomの設定を行います。 当日は、会場の様子をカメラで撮影しZoomで配信しながら、オンライン参加者の質問や意見も取り入れます。音声のエコーやハウリングを防ぐため、オーディオインターフェースの使用が推奨されます。

Zoomを活用したハイブリッド会議のメリットは?

Zoomを活用したハイブリッド会議のメリットは、参加者数の大幅な増加に対応可能な点です。会場の収容人数に制限がある場合でも、Zoomを通じて多くの人に内容をお届けできます。 遠方の参加者も参加できるため、移動時間や費用の削減にもつながります。会場とオンラインの参加者が双方向にコミュニケーションを取れるため、より活発な議論や情報交換が生まれるのもハイブリッド会議のメリットです。

まとめ

Zoomでのハイブリッドイベント開催にはメリットも多いですが、初めてだと難しいことも多いです。イベント成功のために、配信サポート業者に依頼するのもおすすめです。 Airz Hybrid(エアーズ ハイブリッド)では、オンライン配信からハイブリッド配信実施における企画からフォローまで一気通貫でサポートしています。 対応可能ツール: Zoom、Cisco Webex、Vimeo、Microsoft Teamsなど 料金システム: ベーシックプラン(10万円) + オプション料金というシステムで低価格でのサポートが可能です。 低コストで高品質な配信をご希望の方におすすめです。 疑問や課題があれば、些細なことでもお気軽にご相談ください! ハイブリッドイベントの運営ならAirz: ハイブリッド配信

この記事を書いた人

宮崎 俊行

一橋大学 経済学部卒。新卒で楽天株式会社に入社し、楽天市場事業部にてECコンサルタント職に従事。その後、同グループのフランス拠点 PriceMinister S.A.Sへ海外赴任を経験。帰国後、株式会社DONUTSのジョブカン事業部でビジネスサイド統括責任者として活躍。2019年に株式会社Airzを設立し、代表取締役に就任。2020年コロナ禍によるウェビナー支援の重要性を強く感じ、ウェビナー代行・支援サービス『Airz Webinar』とハイブリッド配信支援サービス『Airz Hybrid』を開始。国際機関から省庁、東証プライム上場企業から中小企業まで300回以上の支援実績あり。

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